Xiaomi Mi Notebook Air 12.5 使用から1ヵ月~
Xiaomi Mi Notebook Air12.5が届いてから1ヵ月とちょっと。
1日5-6時間あたり使用していると1-2回程度、ハングアップする事が
ありますが、当初思っていた以上の動作をしてくれていて満足しています。
ハングアップ自体も、Core m3/メモリ4GBの本機に対して
複数のソフトを同時起動で作業しているので多少は仕方ないのかなと甘目な採点。
というのも、ほぼ同等スペックのCube i7 Bookと同時に使用していますが
本機の方が同じ操作を行った際の動作が明らかにスムーズです。
クラムシェル型と2in1のタブレット型とを比較するのも何ですが
Cube i7 Bookは使用していると本体が熱くなり、クロックダウンしているので
冬場は気にする程でもないですが、夏場などは下記リンク先動画のように
銅板や熱伝導シートなどを導入して熱対策をしようかなと考えています。
TechTablets:Cube i7 Book Internals & Thermal Mod. Lower Temps & Improve Performance
Cube i7 Bookの熱の参考
といっても、Mi Notebook Airも手放しで褒められる訳ではなく
ハングアップする際は、負荷によってか裏面は当然ながら
パームレストも温かく感じる事があったのでどの程度熱を持っているのか
CPU温度・本体温度を調べてみました。
ハングアップ直後のCPU温度・本体温度
CPU コア温度 最大49度(RealTemp 3.70で計測)
本体表面温度 29~35度 FLIR ONEで計測・撮影 ※室温18-20度前後
熱が原因でハングアップしている訳ではないので温度計測したからって
どうなる訳ではないんですが、何らかのエラーまたは負荷によって
ハングアップしていますので、直後はファンレスもあってかそこそこの温度になっています。
冬場ではホッカイロ代わりで心地よいですが
夏場だと、40度を超えうる可能性がありますのでひざ上使用などは
低温火傷に気を付けた方がいいかもしれません。
フリーズ、現状頻度は低いものの・・・
前置きが長くなりましたが、本題。
購入から1ヵ月+αで3回、ハングアップ(マウス・キーボード操作可)でなく
フリーズ(完全に操作不可)がおきています。
意図的に現象を再現する事は出来ませんが、3回ともにChromeでタブを多数ひらいている際に
発生していたので、Chrome絡みの問題かぁと深く気にしていなかったのですが
その直後に、ブルースクリーンになり流石にそのまま放置も何なので調べてみることに。
停止コード:DPC_WATCHDOG_VIOLATION
フリーズの原因は?イベントビューアーでログを確認
フリーズやら問題が発生した時はログが記録されていないかイベントビューアー確認。
という事で、Windowsマークを右クリック→コンピューターの管理(※)をクリック!
※Windows10でしたら、イベントビューアーをクリック!
コンピューターの管理 → イベントビューアーへ
左側のツリーからイベントビューアーをクリックすると↓のような画面が表示されるので
管理イベントの要約内の+重大をクリックして重大イベント(エラー)の詳細を確認します。
重大 イベントID41をダブルクリックした図
下図から、BugcheckCodeが307と読み取れます。
↓こちらは、重大イベントのプロパティ
BugcheckCode 307=DPC_WATCHDOG_VIOLATION
BugcheckCodeがわかったのなら、マイクロソフトの「Bug Check Code Reference」で
コード307を照会。
BugCheckcode307=DPC_WATCHDOG_VIOLATION
とここまで調べてから気づいたんですが、ブルースクリーン画面に思いっきり出てましたね。
まぁ、久しぶりにイベントビューアーの使い方をおさらいしたってことで。
で、DPC_WATCHDOG_VIOLATIONって何なのかというと
デバイスドライバーやハードウェアに対して10秒以上の応答がない時に
このエラーが出る模様。
他にも要因があるようですが
下記サイト様にて何点か対処法をまとめられていたので参考にしました。
方法1)SATAコントローラーを標準コントローラーに変更する。
方法2)高速スタートアップを無効にする
方法3)CHKDSKコマンドでファイルシステムのエラーをチェックし修復する
方法4)SFCコマンドで不足・破損しているシステムファイルを修復する
方法5)セーフモードでネットワークドライバなどを削除して再インストール
方法6)システムの復元をする
方法7)リカバリーまたはWindowsの再インストール
チラウラ2:DPC Watchdog Violation 対策 (Windows 10) ※引用・参考元
私の環境では、方法1に関してはすでに標準コントローラーを
使用していたので、操作せず。
方法2の、何かと評判が悪い高速スタートアップを無効化して
しばらく様子を見る事に。
1ヵ月使用しての所感
ハングアップやフリーズが発生していても、現時点で大きな問題と認識していないので
個人的には、良い買い物をしたと思っています。
本機を使い始める際、私を含め大抵の皆さんが一手間かかる日本語OS化を行っていると
思われますが、ガジェットヲタクとしてその手間も愛着に繋がります。
逆に言ってしまえば、日本語OSの導入さえ終わらせてしまえば
他の中華PCや中華タブレットのような癖がないとも言える本機、
はじめての海外PCとしては、コストパフォーマンスに優れた良機種といえます。
見た目・スペック・価格は人それぞれ評価が分かれると思いますが
個人的に良いポイントとして以下を挙げます。
- ファンレスなので動作音が気にならない
- キーボードが打ちやすい
- タッチパッドの動作がなめらか
- PCIe M.2 SSDが追加できる
- 薄さのおかげで実際よりも軽く感じる
- 充電が早い(1時間程で80%~充電)
悪い所というよりは次機種が出るなら改善してほしいなと思う点は
- バッテリーの波(例:同作業時、3時間でバッテリー切れ、7時間で切れる)※
- 1㎏を切ってほしい
- 液晶ヒンジの耐久性が弱そう(今時点では弱そうであって弱くはないです)
- キーボード上下キーが打ちにくい
- 電源ボタンのLED付きっぱなし(消せる?)
- USBまたはSDカートスロットがあると嬉しい
- 充電アダプタをコンパクトに
- スピーカーの位置をサイドかキーボード上などに(現状は裏面)
※バックグラウンド動作を含め、完全同一環境での計測ではない。
とまぁ、要望何って言い出したら切りがなく
それを実現してもらうには、嬉しくない方向に価格が反映されてしまう。
とはいえ、次機種が出るとしたら期待は膨らみますし
僕が考えた最強のPCと言わないまでも、コストパフォーマンスの高い機種を期待します。
ちなみに私が本機を購入したのは、Gearbestさんですが
現在の価格はというと
Gearbest商品ページ:「xiaomi air 12 」 59,203円(2016年12月16日現在)
円安傾向でも、GearbestさんはPaypal円決済を利用した際に独自レートを
設定していますので他店のような円安ドル高を直撃する事はありませんが
現在の価格はセールも行われていないので、この1ヵ月で見ると安くない…
もし興味を持たれた方は、クリスマスセール(現在はプレセール)などの
今後のセールに期待されてはいかがでしょうか?
※この時期の納期は不確定で、配送期間が長期になる可能性あるようなのでご注意下さい。
コメント
素晴らしい記事に引用していただきまして、ありがとうございました。
私は、「デバイスドライバーやハードウェアに対して10秒以上の応答がない時」という情報には気づきませんでした。
イベントビューワーの使い方や、海外PCの分かりやすいレビューなど、価値ある情報ですね^^
いい記事に巡り合えました。
重ねて御礼申し上げます。